奇妙なターゲッティング

前回の魔道杯の最中、以下のようなツイートを目にしました。

シミュレーターの利用者からこのような内容が寄せられることは前々からあったのですが、
内部攻撃順の差異(連撃実装をちょっとごまかしています)によるものと考え、
「まあそういうものだから…」と軽く考えていました。

ですが、今回計算で出した結果とも違うとのことで、これは内部仕様を検証するしかないと思い、確かめてみることにしました。

確認方法

ソースコードの解析と、それを仮説としたプレゼントクエストでの検証。

(※解析内容を含むので、受け付けない方はブラウザバックをおすすめします。)

仮説

ソースコードを流し読みして(根拠は後ほど触れます)、以下の仮説を立てました。

最低乱数で倒せるならば、本来の自動ターゲッティングよりもそちらを優先する。
この計算の時、パネルによる0.5倍補正の影響を無視する。
そのため、本来望ましい方向に攻撃がいかず、さらにワンパンができない状況が起こる。

検証してみます

氷雨さん(@hisame_wiz)が過去に行った以下の検証を参考に、検証してみることにします。

検証内容

自分のデッキ: アトキンス(A) 攻撃力1010調整、未覚醒
助っ人: 攻撃力アップが影響しない精霊

この条件で、プレゼントクエストにおいて火パネルを踏み、チェイン1の時に対黄色において

1. 副属性の吸い込みが発生するかどうか
2. 副属性によって倒し切ることができたか

の2点について検証を行いました。

検証結果

火属性の与えたダメージ、吸い込みが発生したかどうか、吸い込みがあった場合倒しきれたか、の三点について以下の図に記載しました。また、火属性と雷属性の最低ダメージと最高ダメージについても記載しています。

dmgcheck_1001

考察

この結果から以下の2点が推測されます。

1.倒せるかどうかは関係ない

今回の条件の場合、火の攻撃および雷の攻撃両方で最高乱数を出しても倒し切ることはできません(842+281<1200)。
ですが、吸い込み自体は結果を見てもらえば分かるように発生しています。
このことから、実際に倒せる可能性があるかどうかは関係ない、ということがわかります。

2.複色パネル時の最低乱数で計算している可能性が高い

まず、吸い込みが発生しなかった場合のうち最高打点である734ダメージの時について見ていきます。
この時、敵の残りHPは466となり、複色パネルを踏んだ時の雷最低乱数で倒せません(466 > 459)。

次に、吸い込みが発生した場合のうち最低打点である753ダメージの時についても同様に見ていくと、
敵の残りHPは447です。これは複色パネル時の雷最低乱数で倒せる時です(447 < 459)。

そのため、恐らく複色パネルの時の打点で計算しているのでしょう。余計なお世話だ

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