当サイトでは Internet Explorer(以下 IE) 向けの対応を打ち切っています。

といっても、
「なぜわざわざ打ち切ってるのか…?」
「利用者にそういった不便を強いるなんて、クソサイトじゃん」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、開発者目線から、なぜわざわざ対応を打ち切ってほど嫌われているのかを解説していきます。

ブラウザって?

上のようなアイコンをクリックしてWebページを見ている、という方 いらっしゃると思います。

これは、クリックすることで「Internet Explorer」を起動、アプリ上でWebページを表示しています。

このような、Webページを見るためのツールをブラウザと呼びます。1)本当は、Webブラウザと呼ぶのが正しいです。Browse: 閲覧する、なので 何かを閲覧するツールは全てブラウザとなります。説明が面倒なのでここではWebブラウザをブラウザと短縮しています

IEはパソコンを購入すると標準で入っています2)最近ではChromeも入ってたりします。言うまでもなくWindows PCの話です。ですので、そのまま使い続けるという人が多いのです。

 

IEは「更生してきた不良」ポジション

現在リリースされているIEはバージョン11です。

昔(バージョン6とか8とか)の頃はもうそれはそれはひどい有様でした。

標準規格に合わせて設計したのにデザインが崩れるから二通りデザインを用意したりとか、
勝手に独自規格を追加したりとか……

 

そういった頃に比べると、今はだいぶマシになってきています。

ですが、個人的にはまだまだという印象です。

例えるなら「一応学校には来るようになった不良」みたいな感じです。

 

 

IEは未だイマイチ

さて、本題です。何故ダメか、というのを2つ取り上げます。

 

未対応要素が多すぎる

主にサイトを作成する人が嫌う要因です。

新要素というのは、基本的に過去の不便だったものをラクチンに書くために用意されることが多いです。

ところが、IEはそういった新要素への対応が遅い…というのが1つの問題です。

一つ例を出しましょう。

 

上の表はColor pickerと呼ばれる色選択フォーム(↓こんなの)の対応状況です。

対応ブラウザならクリックして使えますが、IEやスマホからだと「未サポート」なのでただのテキストボックスになっているかと思います。

 

IEを使って読んでいる読者むけに画像を貼っておきましょう。

黒い枠をクリックすると、色を選ぶフォームが立ち上がる

 

 

もう一つ、今度はプログラム側を例にしてみます。

Javascript (WEB上で動くプログラム言語) には、最近 Template literalという機能が追加されました。プログラムを触ったことのない人に説明をするのも野暮なので、Before → After で見比べてみてください。

3行目の文字数が減ったことがわかりますか?こういった略記法が最近追加されたのです。

 

この対応状況はというと…

やっぱりIEは未サポートとなっています。

今回、例を2つ出しましたが実際はもっとたくさんあるわけです。

 

 

対応していないブラウザが1つでもあるとどう厄介なのか?

答えは簡単です。使えません。なんたって、動きませんからね。

せっかく簡単な解決法が用意されているのにもかかわらず、一部のユーザーのせいで使えない……

 

腹立ちませんか?

僕は腹立つので、対応をやめました。

 

 

処理速度が遅い

最近では改善されてきましたが、特に Javascript の処理は遅めです。

下の図を見ると、IEはChromeやFirefoxよりも処理が遅めということがわかります。

(出典: https://lifehacker.com/5976082/browser-speed-tests-chrome-24-firefox-18-internet-explorer-10-and-opera-1212

バリバリ処理をするようなサイトだと、この速度の遅さというのは厄介な話になってきます。

 

 

公式に見放される

上述したような問題点があって、ついに公式から見放されました

Windows10には新しいブラウザ、「Microsoft Edge」が採用されています。

これは従来のIEとは完全な別物と言ってもいいぐらいの性能強化が加えられています。

実際、公式のブログでは以下の画像で説明されています。

Edgeが既定ブラウザとなり、IEは過去の遺産となりつつある

 

ブログではIEは現行のバージョン11より先は出ないと名言されています。

つまり、今現在IEは死にゆくブラウザとなっているのです。

 

別に困ってないけど…?

以下の理由で、乗り換えをおすすめします。

  1. 開発者が困る。
  2. 後々サポートもされなくなった時、慌てて乗り換えると大変。
  3. 他のブラウザの方が普通に使いやすい。

 

どうすればいいの?

以下のチャートに沿って乗り換えるといいかと思います。

・Windows10を使っていて「インストールが面倒」「使い慣れたIEがいい」
→→ Microsoft Edge(標準でインストール済)

・「早いブラウザがいい」「インストールぐらいなら手間じゃない」
→→Google Chrome

・「Googleは好きじゃない」
→→Firefox

 

どれでも構いません。ただ、IEはやめとけ、という話です。

References   [ + ]

1. 本当は、Webブラウザと呼ぶのが正しいです。Browse: 閲覧する、なので 何かを閲覧するツールは全てブラウザとなります。説明が面倒なのでここではWebブラウザをブラウザと短縮しています
2. 最近ではChromeも入ってたりします。言うまでもなくWindows PCの話です